外科とは
内科と外科の違いは?
以下のように、内科と外科には大きな違いがあります。
内科
- 診療内容:薬を用いた治療を専門的に行う
- 診療部位:血液や神経、内臓など
外科
- 診療内容:手術で治す
- 診療部位:神経や骨、皮膚、関節、歯、内臓など
内科は薬の投与による治療をメインとしていますが、外科の場合は主に手術を行って、患部を治していきます。
どちらへ行けばいいか分からない時は、病院の総合受付または総合診療科などで相談することをお勧めします。
このようなお困り事は
ありませんか?
- 何かに擦れた傷がある
- 爪が皮ふに深く食い込んで痛い
- やけどをした
- しこりのようなものがある
- 爪が巻いていて痛い
- 傷から血が出て止まらない
- 膿が溜まっている
- 爪の周りが赤く腫れていて痛い
- 何かが刺さり、取り出せない
当院の外科診療
粉瘤・脂肪腫の日帰り手術
皮膚の下に袋のような組織が生じ、そこに角質や皮脂が溜まってしまったものです。
サイズが小さいとその分手術も楽になりますので、大きくなる前にご相談ください。
切り傷
刃物で鋭く切った時、何かに強くぶつけた時にできる傷です。
特に屋外でできた切り傷や、泥や砂などが入り込んでいる切り傷、免疫力の低いご高齢の方・小さなお子さまの切り傷は、感染症を引き起こす恐れがあるため、外科へ受診することを推奨します。
巻き爪・陥入爪
足指の爪の両端が丸くなってしまう状態を「巻き爪」といいます。巻き込みがひどくなり、肉を食い込むようになった状態が「陥入爪」です。ひどくなると出血や化膿を起こし、歩行困難に陥ることもあります。
爪の一部を切除する「切除術」で治します。
ひょう疽・爪周囲炎
爪の周囲から細菌が侵入して感染し、化膿を起こしてしまう状態です。患部の赤みや熱感、脈打つような痛みが特徴です。膿を排出すると痛みはすぐに治まります。
膿の排出
膿が溜まって痛みや腫れを起こしている場合は、局所麻酔を施してから膿を排出させます。
異物の摘出
局所麻酔を用いて、体内に深く入り込んでしまった物を取り除きます。
手・指の治療
手や指などを切断した時は、切断部分の形成や縫合を行います。
ガングリオンの穿刺術
中にゼリー状のものが詰まった腫瘤です。しびれや運動障害などを引き起こすケースもあります。穿刺によって中のものを排出して治す必要があります。
やけど
高温の物に触れてしまうことで生じます。主な症状としては、皮膚の赤みや水ぶくれ、ヒリヒリとした痛みなどがあります。
やけどや怪我をした時の
適切な応急処置とは
ご自宅でも行える応急処置について解説します。
応急処置後、医療機関を受診しましょう
応急処置はあくまで「間に合わせの処置」です。終わった後も放置せず、医療機関へ受診してください。受診のタイミングは、応急処置後から6時間以内が望ましいです。
やけど(熱傷)
熱湯や油、お鍋などとの接触によって、やけどを負うケースがよく見られます。
衣類を着たところにやけどを負った場合は、服を脱がずに、必ず服の上から患部を冷やしてください。
- 水道から出る流水に20分間あて続け、患部を冷やす。
- 応急処置後は、速やかに医療機関へ受診する
切り傷
特に、刃物やガラスの破片などに触れて生じた場合は、見た目以上に傷が深くなっている可能性があります。
- 水道からの流水に患部をあて、汚れを落とす
- 止血方法は傷の深さによって異なる
浅い傷:清潔なガーゼを傷口にあて、その上から手で5分ほど押さえて止血します。止血できたら絆創膏を貼る。
深い傷:清潔なガーゼを傷口にあて、その上から手で強く押さえる。傷口は心臓よりも、高い位置に置くようにする。止血できた後は医療機関へ受診する。
すり傷
何かに擦れたことによって生じる傷です。
- 水道から出る流水にあて、速やかに汚れを落とす。
- 清潔なガーゼを傷口にあてて止血を行う。止血が終わったら消毒液で消毒を行い、絆創膏を貼る。傷が広い場合は速やかに医療機関へ受診する。
刺し傷
針、トゲなどが刺さってできる傷です。
- 水道から出る流水にあて、汚れを落とします。
- 絆創膏を貼る。
※刺さった物が抜けない時や残っている時は、速やかに医療機関へ受診しましょう。
頭や顔の出血
硬い物にぶつかって頭部や顔面から出血した場合です。
- 水道から出る流水により、患部の汚れを落とす。
- 清潔なガーゼまたはタオルをあて、その上から手で5分ほど押さえて止血する。
- 傷口が開いている時、深い時は速やかに医療機関へ受診する。
※医療機関で適切な治療を受けることで、傷跡が残りにくくなります。
※頭部を強打した時は、速やかに医療機関へ受診する、またはご自宅で安静に過ごしてください。強打してから24時間後までの間は、嘔吐やめまい、頭痛が起きていないか気を付けてください。